
- 雪彦と結華の父、千晶の夫
- モチーフ:柊
- イメージカラー:藍白、白藍、秘色(あいじろ、しらあい、ひそく/髪)、新橋色(しんはいろ/目)、藤納戸(ふじなんど/服、字)




- 厳格で表情に乏しく、一見すると怖い人間だが、その実天然マイペースな思いやりのある優しい人物である。結華と仲が良く、よく彼女に弄られているが、弄られていることに気付いていない。
- 愛妻家であり、妻の手料理が大好きな柊吾。孫二人の面倒もよくみてくれるいいおじじ( ´∀` )
- 長年、雪彦から一線を引かれている自覚があり、結華の様に仲良くしたいと思っているが…。
- 雪彦との心の距離の原因は、彼の性的嗜好にあった。雪彦自身も父のことは心から尊敬し、慕っていたが、両性愛者の自覚が芽生えた際に、父に否定されることが怖く、次第に距離を置くようになった。
- 夏野と交際に至った後は、意を決して両親に打ち明ける。長年の心の距離の原因が分かった柊吾は、雪彦に伝えてくれた勇気に感謝を伝える。そして長年一人で苦しませたこと、歩み寄れなかったことを謝罪する。父の思わぬ行動に救われた雪彦は、晴れて父との心の距離を埋めることができた。
- 夏野と交際する前から、実家には時折彼を連れて遊びに行っていた雪彦だったが、カミングアウトしてからは気兼ねなく、より頻繁に帰れるようになった。
- 若い時には入社3年目(21~22歳)で主任を任され、千晶の教育担当となる。自他共に厳しく、顔も怖いことから後輩はおろか、彼のことが気に入らない先輩からも「鬼の上司」と揶揄されることがあった。ただ彼の場合は、そう揶揄されていることにも気づかす、本人はいたって真面目に仕事と向き合っていた。そんな彼にはじめて物申したのが千晶だった。