桜夏秋冬:サブキャラ設定

※随時更新予定です(;´▽`A“

 ここではサブキャラクターについての設定がまとめてあります。行っていきたいと思います。彼らのイラストについては「サブキャラギャラリー」をご参照頂けると幸いです(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 また一部キャラクターは仲良しさんにデザインして頂いてます!匿名ですが、許可を頂いて載せさせて頂いております🙇✨

●ギャラリー 👇以下の画像をクリックすると、ギャラリーへ移ります。


●登場人物紹介


●咲良 柚季(さくら ゆずき/27) ※享年38

・モチーフ:雨と柚子 イメージカラー:紺藍、菖蒲色、空色


●咲良 大樹(さくら だいき/54)

大樹さんの今昔(30歳⇒54歳)

・モチーフ:咲良の大木 ・イメージカラー:苺色、暗紅色、梅鼠(若い時は撫子色)


●咲良 雫(さくら しずく/17) 仲良しさんにデザインしてもらいました!

👆仲良しさんに描いて頂いた雫の設定資料です°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

・モチーフ:梅雨と雫、紫陽花 ・イメージカラー:紺藍、紺、暗紅の変色

・美桜の弟であるシスコンマセガキ(笑)

・恋愛話が大嫌い。その理由は恋愛感情が分からず、話すメリットがさらさらないと思っているためである。アロマンティック、アセクシャル気質があり、自身でも周囲と考えが違う自分に少し悩んでいたりもする。

・姉をけしかけている(と思い込んでいるだけ)秋人の事を目の敵にしている。

・姉の美桜や、親友の美奈子、英一朗らとよく喫茶店に行くようになる。その為、夏野、冬馬とも面識をもつようになる。

・おっさん絡みしてくる夏野に対しても嫌悪感を抱いているが、夏野はその反応を楽しんでいる。

・唯一冬馬だけは尊敬しており、人生の先輩として時折相談事を持ちかけている。冬馬自身も思春期の棘のある雫を、自身と重ねており、陰ながら心配している。


●藤樫 結華(とがし ゆいか/43)

・モチーフ:雪の結晶、デンドロビウム ・イメージカラー:ターコイズブルー

・仕事のできるカッコいい雪彦の姉。快活で弟のことをよく弄っている。

・夫の正孝とは仕事で出会う。正孝とは気が合う関係で、後に交際に発展し結婚に至る。結婚後は夫にデレデレである。

・彼女の「actually(実は…)」は、「不妊症」。今まで何でも努力と器量で卒なくこなしてきた彼女は、自身ではどうしようもない問題に直面する。何度も不妊治療を行うが実らず、夫に当たってしまうことも。それでも支えてくれる正孝の優しさのお陰でめげずに治療を続け、結果双子を授かる事ができた。元々正孝のことを深く愛していたが、子供が生まれて以降はより夫にデレデレな状態になった。


●藤樫 正孝(とがし まさたか/45)

・モチーフ:藤 ・イメージカラー:紫紺、藤色、若草

・顔良し性格良し器量よし。仕事も難なくこなすエリート弁護士。

 そんな彼にも悩みがあった。それは「完璧すぎること」。彼自身は自身の信条に則って行動しているだけであったが、周囲からすればそれは重荷となった。みな正孝に告白するが、彼の「完璧な優しさ」に負担を感じたり、あぐらをかくようになる。優しい彼はそんな状態でも責めず、遂には「私のことなんてみえてない。どうでもいいんでしょ。」と言われ別れを告げられる。完璧すぎるがゆえに誰にとっても「都合の良い人」となってしまうのであった。

・そんな正孝に、知り合った当初から気兼ねなく感情をストレートに伝えてくる結華。彼女の言動、責任力、行動力に救われ、惹かれていく。彼女が自由にしたいことをできる様に。それを傍で支えていきたいと想う様になり、遂に告白する。自ら告白するのは初めてだった。両想いだった二人はすぐに交際を始め、早々に結婚に至るのであった。


●風音 誠(かざね まこと/38)

・モチーフ:四つ葉のクローバー、シロツメクサ、銀木犀 

・イメージカラー:アイビーグリーン、青磁色、アップルグリーン/(若)エバーグリーン

・雫達の担任であり、あかりの夫でもある。

・幼い頃に両親を亡くしており、祖父母に育てられたが、その二人も誠が働き出す頃合いに無くなってしまう。風音の苗字は大凶、早くに両親を亡くすとも言われている。天涯孤独となった彼を支えてくれたのは同性の親友であった。しかし不幸にもその親友すら失ってしまう。とある事故で親友に庇われ、彼に深手を負わせてしまう。結果的に後遺症無く親友は軽快したが、度重なる不幸に誠は、「自分と関わった人は皆不幸になる。」と思い込む様になり親友との連絡を絶ってしまう。

・あかりとは新卒の担任と生徒という関係で出会う。明るく懐く彼女のことをはじめは苦手に思っていたが、時に見せる鋭い意見や疑問に、考えを改めさせられていく。そうして彼女が近くにいることが日常となり、明るい笑顔に日々癒される様になる。しかし教師と生徒という立場に、自身の想いも圧し潰して関係を断とうとする誠。誠の立場も分かっていたあかりは、卒業式の日に誠に感謝と好意を伝え笑顔で学校を後にする。彼女との思い出を反芻する誠。いつも、いつも、行動を起こしてくれたのは彼女の方だった。想いを改め、二人の想い出の場所であるシロツメクサの花畑へ向かう誠。そこには嗚咽を漏らすあかりの後ろ姿が。教師ではなく等身大の自分として想いを伝える誠。再度嗚咽を漏らすあかりだったが、その表情は明るくとても幸せそうなものであった。


●風音 あかり(かざね あかり/32)

・モチーフ:太陽と灯台、バーベナ ・イメージカラー:シアン、卵色、アプリコット 

・夏野家の三女にして、誠の妻。誠とは学生恋愛で、あかりの猛アタックの末付き合い、結婚に至った。

・誠に惹かれた理由は「彼の優しさ」。人が苦手で避けているのに、あかりがくっつきに行ってもなんだかんだ言って受け入れて。仕事だからと割り切って、子供は苦手だという癖に、母子家庭のあかりを心配して気にかけて。始めこそ先生をからかう生徒の心情であったが、次第に彼の「矛盾した優しさ」に惹かれていく。決定打は文化祭。将来の夢が無かったあかり。日頃の感謝を込めて、部活で作った四葉のネクタイピンを誠にプレゼントする。誠は大層喜び、あかりにデザイナーの道はどうかと提案する。何気ない一言であったが、彼の心からの笑顔に、あかりの胸には夢と好意が芽生えたのであった。

・結婚後は、3人の子宝に恵まれる。忙しい育児の中でも自宅でアクセサリーデザイナーの仕事を続けつつ、日々誠への愛を拗らせている。


●早百合 琴音(さゆり ことね/24) 仲良しさんに相談して描いて頂いたキャラクターです!

👆琴音のオンオフに合わせた衣装と鞄まで設定して頂きました✨

・モチーフ:百合 ・イメージカラー薄緑、若緑、薄色(紫)

・美桜と椿里、琴音は親友同士。互いをみい、ちい、ことと呼び合う。

・裕福な音楽一家の出身。彼女自身も天才的なピアノの素養を持つ。

・人形の様にミステリアスかつ美しい容姿で、家では清楚に振舞っているが、本人の性格は快活活豪傑で簡単にいうと「おっさん女子」である。普段は親に仕立て上げてもらった清楚な服を着用しているが、プライベートだとタイトでスポーティーな服を好んで来ている。

・実はレズビアン傾向で、昔から美桜の事が好きだった。性的嗜好については誰にもカミングアウトしておらず、美桜のことを心から思っているからこそ、好意も伝えることなく墓まで持っていくと決めている。美桜に対しては今まで通り傍で親友として遊び、支えていけたらそれでいいと思っている。

・ルーズでおっさんの様な琴音。毎日の様に椿里にお小言を言われては世話を焼かれている。

・週の決まった曜日に、高梨駅のストリートピアノで自由気ままにピアノ演奏をしている。

・ある日、仕事帰りに彼女の演奏を目にした冬馬。冬馬もまた趣味程度だがピアノを嗜む為、彼女の演奏に心惹かれる。その後はタイミングが合うと彼女の演奏を聴いては、時折彼女に似合う百合の花をチプ代わりに置いていくようになる。早百合自身も話を交わしたことはないが、百合をくれる冬馬のことを好意的に感じていた。(いい人という意味で。)


●三森 椿里(みつもり ちさと/24)仲良しさんに相談して描いて頂いたキャラクターです!

・モチーフ:椿 ・イメージカラー:フクシアピンク・パープル、ポンペイアンレッド

・美桜と琴音の親友で、冷静沈着でしっかり者の文学女子。

・父子家庭で育ち、一人で頑張って育ててくれた父にはとても感謝している。その為が大学進学は父に負担をかけない様、勉強を重ね、特待生的な扱いで入学している。父の事が大好きなファザコンである。

・性的な物事に嫌悪感を抱くアセクシャルな気質を持つ。

・美桜と琴音の保護者的ポジション(笑)どちらかというと琴音の世話が大変そうである。


●木下 萩成(きした しゅうせい/70代)

・モチーフ:萩

・秋人の父。厳格な元銀行員で本編のラスボス的なキャラクター。妻であるくるみとはお見合いで出会う。彼女の儚い雰囲気に一目惚れする萩成。お見合いは筒がなく進み、二人は結婚。親族のいなかった萩成は木下家の婿養子となる。幸せな日々を過ごすが、くるみの妊娠を機に一転。子を産んでしまうと彼女の命が危ないと医師から宣告される。萩成とししては彼女の身の安全の為、子をおろして欲しかったが、くるみの決心を無下にはできず、彼女は亡くなり、子の秋人だけが残った。

・くるみの死後、彼女の遺言通り秋人を頼まれた萩成は、自分なりの秋人の幸せを考えて行動する。萩成にとって、「秋人の幸せ」は「金銭的な負担をかけずに、世間一般的に良い職に就け、家庭を築ける様導く事」とであった。また内心では、成長するにつれて妻に似る秋人を見て、妻を奪った存在であり、愛した妻の希望であることから思い愛憎に苛まれる。上記から妻の死後は仕事にのめり込むようになり、秋人は祖父母に任せきりになる。

・秋人が中学~高校生のあたりになると、進学のことがある為、秋人へより厳しく当たる様になる。秋人の煮え切らない返答に加え、自身の仕事も忙しくなっていたこともあり、遂には秋人へ手を出してしまう。「お前さえいなければ…!」こんな思いも、こんなこともしなくて済んだのに。自身でも過ちを犯したことを理解していたが、抑えることも、後に謝ることも出来ずに、息子との間に決定的な溝ができてしまう。

・その後、秋人は祖父母宅や単身生活を送る様になり、両者が関わることは殆どなくなった。

・萩成と秋人、二人の転機となったのは、萩成が持ち出した秋人へ見合い話。中々結婚しない秋人に痺れを切らせた萩成。その際秋人は美桜と交際を始めているが、萩成は女子大生との交際等言語道断だ、と一蹴。これを機に秋人と美桜の関係が崩れてしまうが、二人は再度関係を持ち直す。後に萩成と秋人らで腹を割って話し、萩成は秋人の交際を認める。

・秋人の想いに初めて向き合った萩成。秋人の人生に自分が関わることはもうないだろうと距離を置こうとするが、話し合い以降、秋人から歩み寄ってくれたこともあり、徐々に親子の時間を過ごすようになる。秋人と話す為に彼の喫茶店に通う中で、同年代の他の父親達(美桜の父の大樹等)とも親睦を深めていく事となる。


●木下 くるみ(きした くるみ/●)

・モチーフ:胡桃

・秋人の母。幼い頃から病弱で、子を設けることは出来ないと言われていた。奇跡的に秋人を授かることができ、自身の身の安全と引き換えに出産を決意。秋人を産んだ際に亡くなっている。


●木下 友杉(きした ともすぎ/59?)

・モチーフ:杉  ・イメージカラー:枯れ色

・くるみの父で、秋人の祖父。温厚かつ爽やかな喫茶店のマスター。秋人と萩成の関係について、心配しながらも、娘の死後も秋人と関わってくれる彼のことを強く言及することはできなかった。幼少期より秋人と同居しており、実質彼の父親的存在となる。


●木下 穂枝(きした ほづえ/●)

・モチーフ:稲穂

・くるみの母であり、秋人の祖母。明るく朗らかでチャーミングな人物。夫である友杉の喫茶店経営を手伝いながら、絵画教室を行っていた。風景画が得意。


●夏野 航(なつの わたる/60代前半)

・モチーフ:船

・葵の父であるシルバーアクセサリーデザイナー。葵が幼い時に蒸発している。

・関西出身。元来気弱な性格だが、頑固な一面もあり、自身の要領を超えた行動をとる事が多く、よく無理をしてた。広海の快活で懐の広い性格に惹かれ、若くして結婚する。その後仕事関連で金銭トラブルがあり、広海を巻き込みたくないがあまりに書置きを残して失踪。後にアクセサリーデザイナーとして大成するが、広海達の元に戻ることも出来ず、仕事に没頭。遂には若い頃の無理が祟り、体を壊す。

・治療をしないと余命が短いと宣告されるが、世捨て人の様な考えになっていた航は治療を拒否。病院の手続きから家族の所在が判明し、葵と数十年ぶりに再会を果たす。

・葵と再会した際には互いに喧嘩別れに終わってしまうが、後に関係を修復。部下の強い後押しもあり、治療を決意。手術等の加療が奏功し一命を取り留める。自分を繋ぎとめてくれた部下からも家族との関係を修復して欲しいと言われ、葵以外の家族とも再会し謝罪。以降は治療を続けながら、無理のない範囲で仕事を続けつつ、家族とも少しずつ交流を持つようになる。

・四字熟語で言うと「内柔外剛 ないじゅうがいごう」。本当は気が弱いのに、態度は強そうに見せかけている事。また、外見は強く見えるが、内面は軟弱であることである。 


●夏野 広海(なつの ひろみ/60代半ば)

・モチーフ:海

・葵の母親。名前の通り寛大で大雑把な肝っ玉母さんである。夫の航とは関西で出会い、航の気弱な部分も頑固な部分も理解した上で結婚。航が蒸発した際は、驚いた反面、いつかこうなるともなんとなく感じていた為すぐに受け入れた。彼が残した書置きには、「もう会えないけれど、それでも君の幸せを願っています。さようなら、愛しています。」と涙で滲んだ文字が書かれていた。彼らしいと思いつつ、広海はその後再婚せず、彼の帰りを気長に待っていた。航が蒸発した際には既に子供が四人の産まれており、虐めや金銭トラブルもあり、実家の日向市へ帰省。以降は実家で親の弁当屋を手伝いつつ過ごす。

・人生については「なるように、流れる様に」といった考え方なので、航が蒸発した件についても特に怒ったりはしていない。「航君だからなぁ、まぁ、仕方ないさねぇ。」といった感じ。

・航が謝罪しに来た際には純粋に再会を喜び「おっそい帰りだね~色々大変だったんだから。あはは、お互い老けたね~。」と気さくに話しかける。辛い経験をしたが結局のところ、広海は誰が何といおうとも、ずっと航が好きだった。


●夏野 環(なつの かんな/36)

・モチーフ:カンナ(花) ・イメージカラー:金赤(きんあか)、緋色

・夏野家次男。職業は消防士。友人にはあだ名で「たまき」と呼ばれる。

・ひばりさん(現妻)に初めて名前を言い当てられて「運命っ!!」と一目惚れする、妄想甚だしい男(笑)

・うるさいわんこ。ドーベルマン系男子(笑)ドーベルマンに失礼だな( ´∀` )

・うるさく妄想癖もあるが、根は真面目で情熱家。快活な性格で、職場でもよく弄られ愛されている。葵よりも細身で黙っていればイケメン。黙っていれば。

・娘が産まれてからは妻と娘含めて溺愛している。

・余談だが、夏野家男衆は中性的かつ、花の名前縛りである。


●東雲 ひばり(しののめ ひばり/31)

・モチーフ:雲

・カンナの妻。雲の様に掴みどころが無いふわふわとした女性。市役所に務めており、広報を担当している。内省する性格で、いつも何かを考えている。カンナとは広報紹介の為に消防署を訪れた際にたまたま出会う。事前に目を通していた職員名簿で彼の名前を見て「とても綺麗な名前だな…。どんな人なんだろう。」と気になっていた。その為、出会った際に名前を口ずさんでしまい、カンナに驚かれ好意を持たれる。

・周囲から何を考えているか分からないと半ば敬遠されていたひばりにとって、カンナの直球な愛情は面白おかしくも純粋に嬉しく感じていた。その後もカンナの押しの強さもあり、結婚に至り、彼との間に女の子を一人設ける。


●夏野 蛍(なつの ほたる/30)

・モチーフ:蛍、蛍石(フローライト)、ホタルブクロ 

・イメージカラー:ライムイエロー、セルリアンブルー

・夏野家末っ子。童顔な毒舌家。仕事は作家の編集担当で、鳴の担当。

・幼い頃から冷めた性格で、同年代の子供達にも興味を持たず、本ばかり読んでいた。ただミステリアスな雰囲気から周りには好かれ、周りに合わすことも得意であった蛍は人気者でもあった。

・作家の毒々しさや人間らしさを味わえる小説を好んで読んでいた。中でも月村鳴の作品を好んで愛読し、作家の考えや仕事に興味を持ち、彼らを近くで観察できる編集の仕事を志すこととなる。

・運よく鳴の所属する出版社へ入職できた蛍は、その要領の良さからすぐに作家担当を任せられる。作家の担当をこなす中、遂に鳴の担当に抜擢される。内心喜んでいた蛍だったが、彼女の担当というポジションは社内では有名な「外れクジ」だった。小説では清廉された文章と儚く切ない物語を描くことで有名な作家であったが、その実彼女自身は傍若無人な雷の様な荒れた性格の持ち主だった。特に男性への当たりが強く担当が精神的に持たないことで有名な作家だった。

・蛍と鳴の第一印象はお互い最悪であったが、蛍は負けん気を発揮し、鳴の担当を意地でも続けた。そんな中で彼女が抱える孤独や不安感、焦燥感を知り、はじめは意地で続けていた担当だったが、彼女を心から支えたいと思う様になる。蛍の支えに安心感を覚えた鳴は、徐々に彼に対する態度を改めるようになる。

・蛍自身も自身の性的嗜好をよくわかっておらず、人を心から好きになったことはない。鳴に対しても恋愛感情があるのかないのかは曖昧であったが、彼女を傍で支えたいという思いは確かなものだった。鳴自身も恋愛に対して負担を感じやすい気質であった為、結婚や交際の話題を蛍から出すことはなかった。

・ある時、鳴の方から縋る様に傍にいて欲しいと告げられる。そこでお互い話し合いパートナーとして過ごす為に結婚という手段を選んだ。


●月村 鳴(つきむら めい/34)

・深縹(こきはなだ/髪)、藍鉄(あいてつ/服)、カナリーイエロー、花色(はないろ/目)

・蛍の妻。最近結婚したが、恋愛感情は互いに曖昧(蛍の方は好意的に想っているかもしれない)。それでも、蛍は鳴をを支えたいという気持ちから、鳴は蛍に傍にいて欲しいという気持ちから、”パートナー”として婚約を結ぶこととした。

・家庭環境が荒んでいた鳴は若くして家を出て、自身の想いの捌け口として小説や詩を書き殴り、世間への当てつけとして出版社へ投稿していた。評価を望んではいなかったが、ある編集長の目に作品が止まる。曲者の編集長で、彼女の荒んだ人柄も気に入られ、半ば強引にプロの作家になった。

・洗練された文章と切ない物語の小説で世間に名を馳せる。しかし彼女自身はアセクシャル(無性愛)傾向であり、自身の恋愛観が分かっていない。物語の人物たちの恋愛観は手に取る様にわかるのに、作者自身が恋愛を分かっていないということに大きなコンプレックスを抱いている。自身の事を欠陥品と思っており、スランプ時には自傷するかの様に多量喫煙・飲酒をしては生活がより荒む。

・美人であり、男性から言い寄られることも多く、酷いとセクハラを受けることもしばしば。その為、男性恐怖症の質があり、男性担当へのあたりが強いのも一種の防衛反応である。

・家事や生活能力が皆無で家も散らかり放題。蛍と出会ってからは彼が殆ど生活のフォローを担ってくれる。

・家を出たあたりに見かけた大樹の絵本に救われている。その為、自身とはジャンルも作風も違うが、大樹の作品が大好きであり、彼に半ば傾倒している。


●冬馬 柊吾(とうま しゅうご/68)

・モチーフ:柊 ・イメージカラー:藍白、白藍、秘色(あいじろ、しらあい、ひそく/髪)、新橋色(しんはいろ/目)、藤納戸(ふじなんど/服、字)

・雪彦と結華の父。厳格で表情に乏しく、一見すると怖い人間だが、その実天然マイペースな思いやりのある優しい人物である。結華と仲が良く、よく彼女に弄られているが、弄られていることに気付いていない。長年、冬馬から一線を引かれている自覚があり、結華の様に仲良くしたいと思っているが…。

・雪彦との心の距離の原因は彼の性的嗜好にあった。雪彦自身も父のことは心から尊敬し、慕っていたが、両性愛者の自覚が芽生えた際に、父に否定されることが怖く、次第に距離を置くようになった。

・夏野と交際に至った後は、意を決して両親に打ち明ける。長年の心の距離の原因が分かった柊吾は、雪彦に伝えてくれた勇気に感謝を伝える。そして長年一人で苦しませたこと、歩み寄れなかったことを謝罪する。父の思わぬ行動に救われた雪彦は、晴れて父との心の距離を埋めることができた。

・夏野と交際する前から、実家には時折彼を連れて遊びに行っていた雪彦だったが、カミングアウトしてからは気兼ねなく、より頻繁に帰れるようになった。

・愛妻家であり、妻の手料理が大好きな柊吾。孫二人の面倒もよくみてくれるいいおじじ( ´∀` )


●冬馬 千晶(とうま ちあき/66)

・モチーフ:水晶、ダイヤモンド 

・ストローイエロー(髪)、芥子色(芥子色/目)、油色(文字)、甕覗き(かめのぞき/補色緑)

・冬馬の母。料理が上手く、料理教室も開いている程の腕前である。

・夫とは社内恋愛。始めこそ柊吾を恐れていたが、彼の優しさを知り徐々に惹かれ、千晶の方から告白する。両片思いであった二人はすぐに交際を始め、その後結婚し雪彦と結華を授かる。

・子供二人共と仲がいいが、自分を出したがらない雪彦のことを特に気にかけていた。雪彦自身も母の優しさを感じており、家を出てからもよく母と会い、買い出しや家の手伝いを行っていた。

・雪彦が何かを隠し、悩んでいることは思春期の頃から察していたが、聞いていいものか千晶自身も悩み、結局互いに相談できないまま今に至った。

・雪彦がカミングアウトした際は、悩んでいることを察してはいたが、相談に乗れなかったことを謝罪し、夫同様に伝えてくれたことに感謝を述べる。そうして雪彦の手をとり、「ありのままの自分で、おもうがまま自由に生きていいのよ。それが私達(両親)の願いでもあるんだから。」と、夏野との交際を祝福してくれた。

・幼少期は雪彦の事を「ゆうくん」、結華の事を「ゆいちゃん」と呼ぶ。恐らく今でも同じ様に呼んでいる。

・しゅうちあは自創作内屈指の光のカップリングです(笑)闇もないし、トラブルなく波風無く…陽のものです(笑)冬馬家はゆきだけがなよっとしてますね(;´▽`A“


●藤樫 彩華(とがし あやか/10)

・モチーフ:双頭蓮(花言葉:神聖。突然変異の奇形種で吉兆とされる)

・イメージカラー:ワインレッド

・藤樫家の双子の姉。正孝に似たしっかりものの女の子。両親のイチャイチャを毎日見せつけられてはあきれている。大人しい律をリードしながらいつも仲良く遊んでいる。

・律共々、冬馬と夏野のことが大好きで、よく遊んでもらっている。


●藤樫 律(とがし りつ/10)

・モチーフ:双頭蓮(花言葉:神聖。突然変異の奇形種で吉兆とされる)

・イメージカラー:鉄

・藤樫家の双子の弟。雪彦に似た見た目の口数の少ない控えめな男の子。感情の起伏が表に出ないだけで、感情豊かな優しい子である。リードしてくれる姉にいつも感謝している。

・自身の幼少期と被る冬馬も、律の事を気にかけて接している。


●日向美奈子(ひむかい みなこ/17)

・モチーフ:ミニヒマワリ、朝顔

・イメージカラー:ターキーレッド、鬱金色(うこんいろ)

・雫と英一朗の親友。通称B子(美しいを音読みで。雫命名)、二人とは高校から知り合う。

・母子家庭でやや貧困層、母とは少し折り合いが悪いが、互いの事を想い合ってはいる。明るく元気でしっかり者。さばさばとした運動系女子。

・雫や英一朗同様、彼女も性的嗜好に悩んでいる。美奈子の場合は男性や恋愛そのものに関心が持てないアロマンティック・レズビアン傾向か見受けられる。英一朗や雫も恋愛話を苦手としており、そう言った点でも彼らとは気兼ねなく付き合えている。


●青金 英一朗(あおかね えいいちろう/17)

・モチーフ:銭葵(ぜにあおい)

・イメージカラー:ブロンド、青

・雫と美奈子の親友。通称A君(名前の英をもじって雫が命名)

・大人しく常にニコニコした穏やかな青年。口調もゆったりとており、一見するとどんくさいタイプと思われるが、成績優秀でなんでも卒なくこなす天才肌。観察眼も鋭く、色々と考えを巡らせては、周囲のフォローを誰にも気付かれずに行っている。実家が由緒正しいお金持ちの家系で、家では「英一朗さん」と呼ばれ、大事に大事に扱われている。

・雫とは幼少期からの付き合いで、つっけんどんな彼のことをフォローする良き理解者である。

・実はゲイの気質があり、性的嗜好の自覚と共に雫に好意を感じる様になる。自覚は中学の頃。

・余談ですが、B子ちゃんとA君は雫にこんな親友がいたらいいな~と、仮名でBちゃんとA君と呼んで妄想していた名残を反映させた名前となっています。


●青金 優真(あおかね ゆうま/27)

・因み優真の婚約者は、ひばりの妹である。


●新木 悠介(あらき ゆうすけ/23)

・モチーフ:柴犬

・イメージカラー:群青色、縹(はなだ)、駱駝色(らくだいろ、髪)

・冬馬の会社の新入社員(冬馬は課長)。始めは冷徹な冬馬を遠巻きに怖がっていたが、直に話気にかけてくれることを知り、考えを改める。

・冬馬を”推す”女性社員の「佐藤」とよく話している。

・実は琴音の大学時代の後輩。琴音から「しば(柴犬の様だから)」と言われ、今でも飲みに連れられたりと弄られている。その為、美桜と椿里とも面識がある。


●咲良 梅晴(さくら うめはる/●)

・モチーフ:梅

・美桜の祖父。美桜達とは別居だが、近くに住み、住み込みの従業員達と共に、現役で自営業を営んでいる。江戸っ子気質な快活な老人。


●木下 花葵(きした はるな)

・秋人と美桜が結婚後に授かる女の子。秋人の柔らかい癖っ毛と美桜のまん丸な目を受け継いだほんわかとした可愛らしい子である。


●風音 陽翔(かざね はると/8)

・風音家長男。葵にそっくりな見た目の元気な男の子。


●風音 湊翔(かざね みなと/●)

・風音家次男。誠にそっくりな見た目の気弱で大人しい男の子。


●風音 汐恩(かざね しおん/●)

・風音家三女。あかりにそっくりな見た目の明るい女の子。


トータル36人って多すぎだろ~(笑)

学校の1クラス分やん

はじめは、ぼく達四人だけだったのですが、仲良しさんの

おかげで大所帯になりましたねぇ。ありがたいことです。